源光庵(げんこうあん)

源光庵

源光庵の歴史と見どころ

有名な「迷いの窓」と「悟りの窓」の寺

曹洞宗のお寺です。本尊は釈迦如来。1347年に徹翁(てっとう)が隠居書として開いたのがはじまりで、もともとは臨済宗大徳寺派の寺院でした。1694年に道白が再興した際に臨済宗から曹洞宗にあらためられました。

見所は本堂の窓で、「悟りの窓」と呼ばれる丸い窓と、「迷いの窓」と呼ばれる四角い窓という庭園を望む二つの窓が有名です。
内部の光が落ちているので、窓から差し込む外の光や明るさ、色合いが際立ち、フォトジェニックな風景に。特に秋の紅葉の際には二つの窓から色づいた庭の景色が見えて幻想的です。JR東海のコマーシャルにも使われました。

「迷いの窓」とは、人の世、人生をの表現。「悟りの窓」は宇宙を表現していると言われています。禅画でも円相はよく使われるモチーフですよね。

また、天井は供養のために伏見城から 移された「血天井」になっています。血天井とは、伏見城落城の際に、兵士が自害したときの床板を鎮魂のために天井にしているものです。源光庵は禅寺らしく隅々まで清められている感じがあります。不気味さはありません。

源光庵
源光庵 山門

悟りの窓と同じ円形の窓の配された山門は、独特でユニークな意匠です。
秋の紅葉の際は人が多くなりますが、アクセスは不便なので普段は空いているのもポイントです。

源光庵の詳細情報、アクセス、地図

住所:京都府京都市北区鷹峰北鷹峰町47
電話番号:075-492-1858
拝観時間/営業時間:9:00〜17:00
拝観料・料金:400円

バス

:市バス6,北1番系統「鷹峯源光庵前」下車徒歩1分

地図

源光庵周辺の観光情報

源光庵は京都でもアクセスの不便な場所にありますが、本阿弥光悦の住まいだった、光悦寺常照寺神光院などが近所にあります。距離はありますが、タクシーであわせて観光するなら金閣寺今宮神社大徳寺、やはり「そうだ、京都行こう」にも登場した正伝寺なども含めることができそうです。

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