等持院(とうじいん)

等持院

等持院の歴史と見どころ

室町幕府を作った足利家の菩提寺

「等持院」は1341年に足利尊氏によって建立された「等持寺」がルーツのお寺です。等持寺建立の2年後、現在の位置に等持寺の別院を建て、尊氏の死後に別院ではなく等持院と改称されています。もとの等持寺が焼けてしまったことから、こちらが本院になりました。臨済宗天龍寺派。

尊氏の死後より足利家の菩提寺(お墓のある寺)となり、境内の霊光殿には、一部欠けている人もいますが足利家歴代の将軍たちの木像と、あとなぜか徳川家康の木像が安置されています。

お庭は池泉回遊式庭園で「芙蓉池の庭」といいます。数々の有名庭園を手がけている夢窓国師の作庭とされていますが、様式的には疑問が残る説とも。そういう作庭者があいまいなお庭は他にも結構ありますね。衣笠山を借景とし、向こうに茶室が見えます。真ん中あたりに足利尊氏の墓とされる「宝篋印塔」があります。芙蓉池の庭は突出して素敵とかではないのですが、かきつばたやつつじなど季節によって様々な花が咲くいいお庭だと思います。

観光のメジャールートからは少し離れているので人は少なめ。いつ行っても比較的落ち着いて見学できるお寺です。

等持院達磨
等持院にある禅宗の開祖・達磨大使を描いた絵。天龍寺の元管長作。

等持院の詳細情報、アクセス、地図

住所:京都府京都市北区等持院北町
電話番号:075-461-5786
拝観時間/営業時間:8:00〜17:00
拝観料・料金:500円

バス

:京都バス61,62,63,65番系統「等持院南」下車北に徒歩7分

電車

:京福電鉄北野線等持院駅より北へ徒歩7分

地図

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