金福寺(こんぷくじ)

金福寺

金福寺の歴史と見どころ

松尾芭蕉、与謝蕪村ゆかりの小さなお寺

金福寺
金福寺

「金福寺(こんぷくじ)」は800年代後半に安恵(あんね)僧都が創建したお寺です。
その後荒廃していたのを鉄舟という僧が再興して臨済宗南禅寺派の寺となりました。松尾芭蕉が旅の途中で滞在したといわれる寺で、芭蕉にちなんだ芭蕉庵という草庵があります。この草庵は一度荒廃していたのが100年近く経って芭蕉を尊敬する与謝蕪村によって再興されたものです。

境内には芭蕉の石碑や、与謝蕪村の墓、画家の松村呉春、松村景文の墓もあります。また、舟橋聖一の歴史小説『花の生涯』のヒロイン・村山たか女が尼となって晩年を過ごしたのも、この金福寺です。なにかと文人との関わりがあるお寺ですね。このお寺で読まれた俳句もいろいろあります。

憂き我をさびしがらせよ閑古鳥 松尾芭蕉
耳目肺腸ここに玉巻く芭蕉庵 与謝蕪村
我も死して碑に辺せむ枯尾花 与謝蕪村
徂く春や京を人目の墓どころ 高浜虚子

閑古鳥が鳴くほどではないかもしれませんが観光シーズンを除けば人は殆どいません。あまり見て回る広さはなく、こじんまりとしていますが、山の斜面がうまく利用されて庭や建物があったりするのは面白いですし、手入れも行き届いていてされており、静か綺麗な良い所です。

金福寺の詳細情報、拝観時間、拝観料

住所:京都府京都市左京区一乗寺門口町
電話番号:075-781-2954
拝観時間/営業時間:9:00-17:00
拝観料・料金:300円

金福寺への行き方、地図

バスでアクセス

:市バス5,特5番で「一乗寺下り松町」下車徒歩5分

地図

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