阿闍梨餅本舗満月（あじゃりもちほんぽまんげつ）

京都の定番みやげ「阿闍梨餅」

この１０年くらいで、満月の「阿闍梨餅」が最初は口コミで評判になり、あっという間に人気商品になりました。今では京都土産の定番で京都駅でも売っています。私が初めて阿闍梨餅を食べたときの感想は、なんだこの食感！お饅頭なのに確かに餅！あんこもうまい！でした。
当時はまだ知る人ぞ知る銘菓って感じで、こんなうまいものがまだ埋もれてるなんて京都っておそろしいっ！と、なぜかいたく感動したのを覚えています。

阿闍梨餅の皮は決して分厚い皮ではない（むしろ薄い）のに、なぜかもっちりねっちりしてるのが不思議です。その割に口当たりは重たくて、あんこはさっぱり味、大きさも普通の大福や饅頭より少し小さめなのでお茶請けにぴったりです。

そんなに日持ちはしません。冷凍するという荒技がありますが、私はやったことないです。せいぜいレンジでちょっとあっためるくらい。それも、あんこの水分が抜けちゃうのでやっぱり普通に食べるのが好きです。

本店のできたてを狙うのが通

阿闍梨餅をお土産に買いたい方は、せっかくなので出町柳の本店まで行ってみてはいかがでしょう。百万遍からすぐ、金平糖で有名な「緑寿庵清水」と今出川を挟んで反対方向にあります。本店では隣の工場で作りたてのものが買えるのです。ほんのり暖かいできたての阿闍梨餅はとてもおいしいですよ。

余談ですが、最近阿闍梨餅のパクリ餅が割と有名な菓子屋さんから出ててびっくりしました。食べていないので味はわかりませんが、まぁ、八つ橋だっていろんなメーカーが出してるわけで、阿闍梨餅という菓子がそこまでメジャーになったということですかね。