勝林院の歴史と見どころ
大原問答が行われた声明の道場
天台宗延暦寺の別院。835年円仁が唐から声明を持ち帰り、それを取り入れた天台声明の根本道場として創建されたのがはじまりです。一時期衰退しましたが、1013年に源時叙によって中興されました。
大原談義と大原問答
1018年に覚超と遍朮によって交わされた大原談義( この如来の前で仏果が空なのか不空なのかという議論)が おこなわれ、空と言ったとたんに 如来は姿を隠し、不空だと言ったら姿を現したという逸話があります。阿弥陀如来のいいたかったことは空でも不空でもないということ(かなと思います)。
また1186年の秋、当時の天台座主だった顕真法印が仏道に悩み、法然を招いて浄土教についての論議(大原問答)をしました。このとき法然が自分の意によって光明を放ち念仏衆生摂取不捨(念仏が他よりも優れていること)の証拠をあらわしたという故事にちなんで、寺は「証拠の弥陀」とも呼ばれます。
勝林院の詳細情報、アクセス、地図
住所:京都府京都市左京区大原勝林院町187
電話番号:
拝観時間/営業時間:9:00-17:00
拝観料・料金:300円
公式サイト
バス
:京都駅前から17番・18番 四条河原町から16番・17番
電車
京阪電車・出町柳駅前から10番・16番・17番 「大原」から徒歩20分